一人ひとりの力や意欲に合わせて4年間をさらに充実した時間にすれば
卒業後に社会や世界で活躍できる人材へと成長することができます。
「特別プログラム」の内容は、実施する大学によってさまざま。将来の夢や興味に合わせたプログラムを探して、目標とすることが大切です。ここでは「特別プログラム」の内容を大きく『高度教育系』と『海外語学系』にわけて、その内容を紹介していきます。
高度教育系
高度な知識とスキルを身につけ
分野のスペシャリストとなる
所属する学部学科の学びの1 段階上の知識や技術を、選抜された少人数の授業で身につけ、スペシャリストやリーダーとしてその分野を引っ張っていける存在へと成長することをめざすのが『高度教育系』の「特別プログラム」の狙いです。たとえば経済を専門とする場合は、政治や商学、国際社会や数学など関連深い分野を横断的に学ぶことで、さらに能力を高めるケースや、理工系であれば、分野の最先端の研究などに取り組むことで卒業後に一流の研究者として活躍することをめざすケースなどもあります。
『高度教育系』の「特別プログラム」は、他の学生以上の能力が求められるため、別枠で入試が設置されていたり、入学後に特別な試験を受けたり、1 年次の優秀な成績が必要となる場合などがあります。なお一部の大学では、大学3 年次が終わったら大学院に進学する早期進学制度や、高校3 年生に進級する時点で大学に入学することができる早期入学制度なども実施しています。これらの制度はもちろん日々の懸命な努力が必要ですが、その道を走り抜いた暁には、社会から多くの期待が寄せられる、将来有望な人材へと成長できるはずです。
このほか、自分の専門分野以外に分野を広げて学習することで、多彩な知識を持ち合わせたジェネラリスト(広範な知識を持つ人)をめざすプログラムも存在します。ひとつの専門分野だけでなく、より広い知識を持つことが社会で活躍する武器になることもあり、スペシャリストとジェネラリストのどちらをめざすかは、将来の夢やイメージに合わせて考えるのがよいでしょう。
たとえばこんなプログラム
□ 大学3 〜 4 年+ 修士課程2 年間で高度な授業とインターンシップを実施
□ 国家試験対策を中心とした国家公務員をめざすプログラム
□ 所属の学部・学科を超えて、研究を深めることができるプログラム
海外語学系
世界につながる能力を獲得し
グローバル人材へと成長する
いまやビジネスのジャンルを問わず、多くの企業が海外へと進出、もしくは海外の企業と連携してビジネスを行っています。そんな中、海外でコミュニケーションに困ることのない語学力はもはや当然のスキルになり、世界の文化や社会を知っている「グローバル人材」も貴重な存在ではなくなっています。しかし多くの人はそれを大学卒業後、社会人として身につけている状況であり、学生時代にグローバル社会に適応する力を身につけることは、将来の大きなアドバンテージになるでしょう。そんなグローバル社会に適応する力をいち早く身につけ、早くから世界との交流を積み重ねていけるのが『海外語学系』の「特別プログラム」の魅力です。
このプログラムでは「海外の大学で学ぶ」という内容と、「英語で専門分野を学ぶ」という方法の2つが注目を集めています。「海外の大学で学ぶ」プログラムでは、入学した日本の大学と提携を結ぶ海外の大学で授業を履修することで、日本と海外の2つの大学の学士を取得できるものが多く、これは主に「ダブルディグリー」と呼ばれています。この場合は長期の留学を行うケースが多くなっています。
一方で「英語で専門分野を学ぶ」プログラムでは、日本の大学にいながら海外の大学で学ぶかのように、一部もしくはすべての授業が英語で行われるというもの。日本にいながらにして専門分野と語学の両方の力を高めることができる、とても“ お得” なプログラムです。このほか、日本で海外の大学の授業を受けて海外の大学の学士が取れるプログラムなど、その内容は大学によってさまざま。将来は海外で働きたいという目標がまだなくても、世界と連携できるスキルの習得は大きな強みとなるはずです。
たとえばこんなプログラム
□ 普段通っている日本の大学で海外提携大学の授業を履修できる。
□ 1 年次から4年次まですべての授業を英語で学ぶ。
□ 留学生用の学習プログラムに参加し、留学生とともに4 年間学ぶ。
もちろんその分、たくさんのメリットが……。