学習院大学

FTコース

学習院大学法学部政治学科に設けられた FT（ FastTrack）コースは、意欲ある学生に英語力や分析力など特徴ある能力開発の場を提供し、将来のキャリア選択の幅を広げるとともに、大学院進学を希望する学生を後押しする特別選抜プログラムです。

2005年度に創設されて以来、 10年以上にわたり多くの優秀な人材を輩出してきたこのコースを、より一層充実したものとし、さらに多くの学生に門戸を開くために、2018年度からカリキュラムを刷新しました。

FTコースには、「英語能力強化クラスタ」と「分析能力強化クラスタ」との２つのクラスタがあります。学生はどちらか一方だけを選択することも、両方に同時に挑戦することもできます。　

コースへの参加機会は、2年次からと 3年次からの 2回用意されています。希望者はそれぞれ 1年次末または2年次末に選抜を受け、成績、志願書類、面接によって総合的に合否が判断されます。定員は両クラスタ合計で30人程度です。

カリキュラムは、全員が必ず履修する「コア科目」と各クラスタの指定科目群から構成されます。「コア科目」では、アクティブラーニングを基本として、各参加者の問題意識を出発点に、企画・調査・報告発表・討論というインプットからアウトプットに至る一連の活動を行います。また、様々な分野の第一線で活躍する方々を講師として招聘し、臨場感あふれる話を聞くことができます。

「英語能力強化クラスタ」の指定科目群では、少人数選抜コースならではのきめ細かい指導を通じ、高度な英語読解力と、実践的な英語運用能力を鍛えることができます。とりわけ後者については、ネイティブスピーカーによる授業が用意されており、ライテイング・プレゼンテーション・スピーキングの技能を伸ばす格好の訓練の場となっています。
　
「分析能力強化クラスタ」の指定科目群では、現実社会で求められている課題の最適な分析手法を学び、その現実的・実行可能な解決に向けた企画や手法を知るために必要な知識・スキルを強化できます。

FTコースを修了するためには、 2年間のコース在籍期間内に、「コア科目」から 8単位、選択したクラスタの指定科目群から 12単位以上を修得し、かつ、これらのコア科目と指定科目群の成績について、 GPAが 3.0以上であることが求められます。コース修了者には、学部4年次に学習院大学大学院政治学研究科の科目を履修する権利や、同大学院進学のための筆記・口述試験が免除される特典が用意されています。さらに、所定の条件を満たすことによって、学部の早期(3 年次)卒業も可能になります。これらの制度を活用することで、学部入学から数えて 5 年間で修士号を修得することも可能です。

FT コースでは、選抜された特に意欲ある優秀な学生たちの中で、ハイレベルな授業を受けることができます。大学生活でより大きな刺激を受けたいという方はぜひ参加してください。