九州産業大学

「もっと意外に。もっと自由に。」
創立60周年のその先、100周年を見据え、
改革の歩みを止めない。

「新たな知と地をデザインする大学へ −もっと意外に。もっと自由に− 」。2020年に迎える創立60 周年。さらにその先の100 周年を見据えたビジョンを発表しました。これは、60周年、そして100周年と、長きにわたって地域の方々に愛され、信頼される存在であり続けたいという意志のもと策定したものです。「もっと意外に、もっと自由に挑戦し続け、新たな叡知を産み出し、活力ある地域、世界をデザインする大学」へと歩みを進める意思を、このキャッチフレーズに託しました。決して固定観念にはとらわれない本学の特徴を、この言葉が見事に表現してくれていると思います。

本学の学びにおける強みの一つが、文・理・芸の3 領域が有機的につながった、多様性あふれる環境です。造形短期大学部を加えた10 学部22 学科の新体制のもと、学生の感性や発想力、コミュニケーション力を引き出すこの多様性こそが、豊かな学びの土壌となっています。今後は、この3 領域の垣根を取り払った横断的な教育プログラムを強力に推進していきます。

また、企業経営者や学術有識者などを加えて構成する「教育成果評価委員会」を設置し、各学部の教育改革の進捗状況や社会が要請する人材を輩出できる教育や研究が行われているかなどを毎年検証。学生と教職員が共に改善に尽力することで、「教育の質」を高めています。

「産学一如」の建学の理想のもと、今後も、これからの時代に生きる学びを提供する「実学」を実践していきます。さらに、地域に根ざした研究・社会貢献活動に取り組みながら、存在感のある「地域密着型大学」としての姿を追求していきます。

KSUの特色ある教育プログラム

教養を身に付け基礎を固める
KSU基盤教育
英語教育
キャリア教育

1. 教養教育
教育目標「心身共に健全な国際的教養人」の育成を目指し、国語、数学、歴史、政治、スポーツなどの幅広い分野を学び、生きていくうえで必要な教養を修得するプログラム。
2. 英語教育
全学生が、4年間にわたって英会話中心の講義を受講。自分のレベルに合った授業で英語力を伸ばせるよう、少人数能力別クラスに編成している。外国人講師による会話中心の教育で、「使える英語力」を鍛えていく。
3. キャリア教育
就職決定率98.7%(対就職希望者)と、7年連続で過去最高を更新し続ける根幹となっているのが、充実したキャリア教育。1 年次前期と3 年次後期にキャリア教育科目を開講するとともに、学部別の専門スタッフを配置したキャリア支援センターと連携することで、キャリア形成のための基礎づくりから実践的な進路・就職サポートまでを行っている。

社会の「現場」で地域の課題解決に挑む
KSUプロジェクト型教育
「G20 オリジナルハカタオフク」プロジェクト
「福岡サンタウォーク」プロジェクト

学部・学科の枠を越え、地域や企業、行政と連携してプロジェクトを立ち上げ、実社会の課題に対応する力を養うプログラム。他学部の仲間や社会で活躍するプロフェッショナルと協力し、地域の活性化や製品開発といった課題に取り組んでいる。
芸術学部では、2018 年度から福岡の地元企業や国内外の航空会社とコラボレーションを実施し、各社のロゴなどがデザインされたオリジナルの博多人形「お福さん」を制作。今年6月の「G 20 財務大臣・中央銀行総裁会議」のレセプションでは、学生デザインの参加国をモチーフ にした博多人形「G 20 オリジナルハカタオフク」が各国の財務大臣を出迎えた。
また、経済学部では、地域の方々とサンタの衣装を身にまとい、地元を練り歩きながら交流を深め、病気と闘う子どもたちにクリスマスプレゼントを贈るチャリティーイベント「福岡サンタウォーク」を実施。「東区 いきいきまちづくり提案事業」に採択されている。 昨年度は 113 のプロジェクトを実施しており、今後も連携先を拡大し、地域の課題解決に向けて歩みを進めていく。

芸術学部×大刀洗町×西日本鉄道(株)

芸術学部の学生が、大刀洗町と西日本鉄道㈱との連携プロジェクトに取り組んでいる。

「鉄道魅力化プロジェクト」では、“寂しい無人駅の雰囲気を変えたい” という町の声を実現するため、学生たちは大堰(おおぜき)駅のリペイントを決定。今年4月から現地調査や町民とのワークショップを実施し、「みんなが親しみを持てる駅」をテーマにデザインを考案した。9月には、地元の中学校美術部員の応援を得て、川や田んぼ、町のシンボルである今村天主堂のステンドグラスなどを波打つ幾何学模様で表現した、カラフルな新しい壁を作り上げた。

また、15 年ぶりに復活する大刀洗町と西鉄久留米駅とを結ぶ路線バスのラッピングデザインも担当。“住民から愛されるバスに” とデザインを依頼されたプロジェクトメンバーは、現地視察や町民との意見交換を実施。今村天主堂の外観の赤レンガやステンドグラスをイメージした車体が完成し、10 月1日の出発式では、町民や保育園児など約100 人に旗を振って見送られた。

生命科学部×芸術学部×八代市×(株)食品計画

生命科学部の学生を中心とするサークル「食品開発研究会」は、八代市と㈱食品計画との産学官連携により、八代市産のユズを使ったアイスクリーム「柚子の泉」を開発した。

八代市産ユズの商品展開を目指す同社から、“ユズの良さが分かるような販売促進につながる商品を” との相談を受けたことがきっかけ。無添加にこだわり、「高級・天然・癒し」をキーワードに開発に着手。学内にある食品加工プラントの設備を活用し、果汁配合、香り、味に気を配りつつ、コストも考慮してレシピを完成。味の調整を繰り返しながら、後味まで柚子の香りが残る、清涼感いっぱいのアイスクリームの商品化に至った。高級感あふれるパッケージデザインは、芸術学部の学生が担当した。

この商品は、現在、アイス専門のインターネットサイト「アイス天国」のほか、キャンパス内の売店でも販売している。

「食品開発研究会」では、これまでにも「トマトドレッシング」や「いちごジャム」など多彩な商品開発を行っており、今後の活動に期待が高まっている。

STUDENT’s VOICE
進化を続ける「食品開発研究会」
新たに“ご飯に合うネギ油”を開発!
古澤 法子さん
生命科学部
生命科学科 3年
佐賀県立佐賀北高校出身

食品開発研究会」の活動の一環で、福岡県糸島市にある「白糸農園」のネギを使った商品開発に携わりました。

きっかけは、障がい者の自立支援を目的に、規格外のネギを活用できないかと相談を受けたこと。障がいを持った人が継続して生産できるシンプルな工程を念頭に、今年の5 月から開発を開始しました。コンセプトは“ ご飯に合うネギ油”。米油をベースに、素揚げした青ネギとにんにく、白ゴマなどを用い、試作を繰り返して11 月にようやく完成し、博多阪急で販売会を実施しました。

今回、食品開発に関する基礎知識のほか、微生物検査や栄養成分の表示方法など、多くのことを学びました。また、プロジェクトリーダーになったことで、人前に立つ積極性や人をまとめる力もついたと実感。企画から製造までを経験できたおかげで、商品づくりの喜びを感じることができました。

 

創立60周年記念事業「大楠アリーナ2020」 &屋内プール建設
「大楠アリーナ2020」
屋内プール
2020 年に迎える創立60 周年の節目に向け、記念事業の一環として「大楠アリーナ2020」と屋内プールが2020 年春に完成予定。

「大楠アリーナ2020」は、5,000 人が一堂に会するメインフロアを備えた地上3 階建てのビッグアリーナとなり、入学式や学位授与式などの際、参加者全員を収容できる規模が特徴だ。1 階にスポーツ用多目的室と実験・実習室、2 階にメインアリーナとコミュニケーション・ラウンジ、3 階にトレーニングルームなどを備え、将来のトップアスリート育成を目指した、最新機器を完備する。

また、同じく建設中の屋内プールは、競技や授業、研究用の大学プールのほか、誰でも利用できるスイミングプールも併設。創立60 周年に向けての新たな改革が推進中だ。